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院長のひとりごと |
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◆ 匡正堂 斉藤整骨院 院長のひとりごと ◆
■ギックリ腰編
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ギックリ腰とは腰部の筋肉のケガです。骨ではありません。
●なぜ、ギックリ腰に?
よく、背筋や腹筋が弱いから痛めるのだ、という方がいます。
あるいは、重たい物を持ったから痛めた、という方もいます。
どちらもウソではありませんが、実はもっと手前の段階から原因になる事があるのです。
そこで質問です。
一般的に大人と子供を比較して、どちらが筋力が強いでしょう?
大人ですよね。では、筋力の強いはずの大人の方がギックリ腰が多いのはなぜでしょうか?
同じ条件で重たい物を持って、痛める時と痛めないときがあるのはなぜでしょう?
答えは、ひとことで言えば柔軟性の違いです。
柔軟性が低下している時に痛めやすいのです。
体の柔軟性が保たれていればギックリ腰をおこしづらくなります。
●なぜ柔軟性が減ってくる?
世の中便利になり過ぎた為か、現代人は運動不足になりがちです。
仕事の疲れや、冷え、精神的、肉体的ストレスも多種多様です。
その様な環境の中、体は硬くなり、変に突っ張ってきてしまいます。
●予防について
こまめに運動する事で、柔軟性をキープしていく事が大事です。
これを続けていくのは、かなり大変だと思います。
大事だけれどオオゴトです。
仕事や、家事で動くのは健康の為の運動とは言えません。
疲労につながる運動である場合が多いのです。
毎日のストレッチ体操やラジオ体操などがお勧めです。
運動なんか嫌い、時間的に無理、めんどくさい!
そんな方は予防として私の施術を受けにいらしてみては?
うちに来院される方の約半数は、予防として来院されています。
●もし、痛めてしまったら‥‥
間違った情報や知識がよく流れています。
たとえば、痛い所を温める。
温める事で痛みを一時的にごまかしているに過ぎません。
その代償として炎症が大きくなり、あとが辛くなります。そして治りも悪くなります。
炎症を鎮める為には患部を冷やさなければいけません。
たとえば、安静にして数日横になっている。これでは関連筋が硬直してしまい、余計に動きづらくなります。
出来る方は、患部に負担をかけない様にしながら、少しは体を動かした方が楽です。
何をするわけでもなくブラブラ過ごす、といった感じです。
ただし、特上のギックリ腰に関しては、まるで動けませんので、無理に動かしてはいけません。
特上ギックリ腰は全体の一割にもみたない程少ないです。
匡正堂では、もし痛めてしまったら、担いでもらってでも、すぐに来院していただき、背すじの矯正、患部の冷却、負担軽減のための固定など、必要な処置を早い段階で行います。その方がだんぜん治りが速いです。
自然治癒力でいづれは炎症が引き、痛みもなくなると思いますが、
時間がかかる上に背筋の張りが残りますので、きっかけがあればまたギックリ腰になってしますいます。
今までたくさんのギックリ腰を診てきて、まだまだ書きたい事がいろいろありますが、
またの機会にしたいと思います。
皆様の参考となれば幸いです。
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